
二宮和美さん
私が人と会話しているときの思い出すのは、聞き役になっている自分。特に、母親や友人との会話では、自分が話したとしても、話を持っていかれたりすり替えられたり 「話を聞いてもらえない」という思いがずっとありました。いろいろ悩んでいた時期には、カウンセリングなどでお金を払わないと話は「聴いてはもらえないのだ」と思ったこともあります。やがて、周りの人にも環境にも恵まれ、その考え方が変わって行きました。
「人の話を聴いて自分を見つめる、自分から沸き起こる感情や考えを見つめる」
そういう方法で自分をもっと知ることができることがわかり、聴き方の勉強をしたくなりました。多少費用がかかっても、これだ!!!というとこで傾聴の勉強すると決めた私は、岩松先生の傾聴一日講座を受け、さらに傾聴サポーター養成講座を受けました。
遠方で交通費がかかっても受講しようと思ったのは、「聴く人が楽になる傾聴」という言葉にひかれたからです。
過去、話を聞いてもらえないと思っていた私は、「話を聞くことは役割である」、しかも「自分の声すら聴けていなかった」のだと気づきました。
傾聴サポーター養成講座の内容はいろんなエッセンスが含まれていると思います。日常、コミュニケーションの知識を広げたり、深めたりする機会は少ないので何もかも新鮮でした。そして、その鮮度を保つべく、これからも再受講や自らの学びを深めていこうと思っています。