傾聴の資格が取得できる傾聴の学校

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「一致」が分からないまま、傾聴をしていませんか?

共感しているつもりなのに、どこか噛み合わない。
受容しているはずなのに、関係が浅く感じる。

その違和感の正体は、
ロジャーズの三条件の土台である「一致」を、
“誠実さ”や“自然体”として理解してしまっていることにあります。

本講座では、
ロジャーズとジェンドリン(フォーカシング)の理論をもとに、
捉えどころのない「一致」を
体験過程の構造として、理論的に整理し直します。

はじめに

「一致(congruence)」という言葉に、
どこか掴みきれなさや、モヤモヤを感じたことはありませんか?

一致が大切だとは聞いている
でも、どう理解すればいいのか分からない
「一致できているか」を気にするほど、聴くのが苦しくなる

そんな感覚を抱えたまま、傾聴やカウンセリングを続けている方は少なくありません。

ロジャーズが提示した「①一致、②無条件の肯定的関心、③共感的理解」。
この三条件の中で、他の二条件の土台となる在り方が「一致」です。
しかし学習過程では、一致がしばしば次のように説明されます。

  • 誠実であること
  • 正直であること
  • 本音で関わること
  • 自然体でいること
  • 自分に優しいこと

こうした説明は一見もっともらしく聞こえますが、ロジャーズ自身の理論的記述を十分に反映しているとは言えません。
その結果、一致が「人格的な理想像」や「自己評価の基準」となり、かえって体験から離れ、傾聴がうまくいかなくなるという逆説的な事態が起こります。

本講座では、ロジャーズ自身の記述を丁寧に辿りながら、一致を「態度」や「理想」ではなく、体験過程の構造として捉え直します。

すでに理論講座を学んだ経験があるあなたへ

「一致(congruence)」の構造的理解は、
実践におけるズレや行き詰まりを解決する鍵です。

共感や受容は理解できても、
一致が曖昧なままだと、
傾聴はどこか落ち着かず、噛み合わなくなります。

今回は、
1回完結・30日アーカイブ付きで、
一致を理論の土台からじっくり扱います。

本講座で学べる内容(詳細)

  • 三条件の中での一致の位置づけ(構造的理解)
  • 一致は「誠実さ」や「正直さ」ではない
  • 一致の基盤は「体験の正確な象徴化」である
  • 一致は「何でも言うこと」ではない
  • 一致は「自然体」や「素の自分」と同義ではない
  • クライエント側における一致=自己概念の更新
  • 一致は技法でも評価基準でもない
  • PCA学習段階別にみた一致理解の変化
  • 一致とフォーカシング(フェルトセンス性)の理論的関係
  • なぜ一致には「技法」がないのか
  • 一致が崩れる瞬間をフェルトセンスレベルで読み解く
  • 一致・共感・肯定的関心が同時に立ち上がる臨床的瞬間
  • 一致を学習・育成するための教育的枠組み(評価しない学び)

以下の6つの典型的な誤解も整理します

  • 誤解1一致している人=正直で立派な人
  • 誤解2感じているなら、それはもう一致している
  • 誤解3一致しているなら、正直に全部言うべき
  • 誤解4自然体でいれば一致している
  • 誤解5一致は安定した状態に到達すること
  • 誤解6今の自分は一致できているか?と常にチェックする

こんな方におすすめ

  • 「一致」を曖昧なまま教えていることに不安がある指導者・支援者
  • 一致を気にしすぎて、傾聴が苦しくなっている学習者
  • 共感的応答が型通りになり、行き詰まりを感じている実践者
  • ロジャーズ理論とフォーカシングの関係を理論的に整理したい方
  • ちゃんと一致を理解した上で、学習を進めたい初心者の方

講座の進め方

本講座は、岩松正史書き下ろしの専用資料(PDF)を用いて行います。

① 資料解説

本ページに記載している内容を網羅した草稿資料を配布し、一致の定義・構造・臨床的意味を、理論的に解説します。

② 質疑応答

講座中および終了後に、自由質問タイムを設けます。
資料内容の確認から、日々の実践での違和感まで、どんな質問でも歓迎します。

開催概要

■日程
2026年4月23日(木)20:00〜22:00

※講座終了後フリー質問タイム(30分目安)※任意参加

■開催形式
オンライン(Zoom)

■アーカイブ
30日間見放題

■質問
講座中・終了後ともに可能

■対象
初学者〜指導者まで
※「一致をきちんと理解して学習を進めたい方」に最適です

■講師
岩松正史(一般社団法人日本傾聴能力開発協会 代表理事)

受講料

6,500円(税込)

※協会認定傾聴サポーターの有資格者or受講中の方は5,500円(税込)

岩松正史
講師
一般社団法人日本傾聴能力開発協会代表
岩松 正史(傾聴心理師)
過去20,000人以上の傾聴指導、10,000回以上の面談を経験
認定サポーター370人を育成

20年間、傾聴専門にお伝えしているプロ心理カウンセラー

企業、行政、社会福祉協議会などでの研修や講座、講演で毎年300回以上登壇。

どう学べば傾聴は上手くなるか、傾聴の学習の仕方を伝える傾聴の教育が専門。

2005に傾聴に出会い、最初の8年間は独学で傾聴を学び実践していたが、理論的背景の乏しさに不安を感じ、2012年から本格的に傾聴の理論を学び始める。

明治大学の諸富祥彦先生、関西大学の池見陽先生などロジャーズやジェンドリンが専門の先生から理論と実践を学び続けながら、自身の中で整理できた内容を受講者にも伝え続けている。

初心者から専門家までの傾聴迷子になやすい方対象に、心理学にある独特な感覚的な部分と、ビジネスマン的な理屈の部分のつなぎ役として、「傾聴の学習の仕方」の支援が得意。

著書

「聴く力の強化書」、「鏡の傾聴」「13歳からの傾聴力向上バイブル」「その聴き方では部下は動きません」「これから始める傾聴ボランティア」他

メディア掲載

日経新聞、産経新聞、朝日新聞、毎日新聞、北海道新聞、西日本新聞、聖教新聞、ホウドウキョク(フジテレビ系)、プレジデント社、東洋経済、看護のチカラ、ナーシングビジネス、コールセンター・ジャパン、INFECTION CONTROLほか多数

資格

公認心理師、キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、SNSカウンセラー

略歴
  • 引きこもり支援NPO相談員(7年)
  • 若者サポートステーション相談員(厚労省)
  • 東京都教職員アウトリーチ支援相談員(教育庁)
  • 傾聴ボランティア「傾聴の会エール」代表(千代田区)
  • こころサポーター養成講座指導員(厚労省)
所属
  • 日本人間性心理学会(※申請中)
  • 東京公認心理師会(厚労省)

受講者の声

40代男性
理論が「わかる」に変わった
40代男性
岩松さんの説明は本当にわかりやすく、心理学の感覚的な部分を、きちんと筋道立てて説明してくれます。「なんとなく理解していたこと」が、自分の中で言葉と理屈として整理されていく感覚がありました。
30代女性
傾聴のモヤモヤが腑に落ちた
30代女性
これまで別の講座で傾聴を学んできましたが、理論については正直、腑に落ちていませんでした。この講座でロジャーズやジェンドリンの背景を知り、「だから、こう聴くのか」と初めて納得できました。
50代女性
実践に自信が持てるようになった
50代女性
傾聴の実践はしていたものの、「これで本当にいいのか」という不安がずっとありました。理論を丁寧に学ぶことで、自分の関わり方に軸ができ、安心して聴けるようになったと感じています。

特典

受講者限定!安心の3大特典
特典1理論を一生モノにする「書き下ろし専用資料(PDF)」
専用資料
一致を紐解く草稿資料

本講座のために岩松正史が特別に書き下ろした、一致に関する理論的整理と臨床的意味をまとめた約10ページの専用PDF資料を配布します。

特典2「30日間」のアーカイブ(見逃し)配信

当日参加できなくても安心

講座の様子を収録した動画を、後日配信いたします。
「急な用事で欠席した」「聞き逃した部分を復習したい」という場合も、
開催後30日間は何度でも繰り返しご視聴いただけます。

特典3疑問を残さない「講座終了後のQ&Aタイム」

「わからなかった」を持ち帰らせません

講義中にも質問時間はとりますが、講義中に聞きそびれたことや、個人的な疑問も大歓迎。「わからなかった」を一切持ち帰らせないよう、終了後にも時間をとって時間の許す限り講師が直接お答えします。

お申込みから受講までの流れ

1

フォームからお申込み

ページ下部のボタンをクリックし、お申込みフォームに必要事項を入力して送信してください。

2

お支払い手続き

自動返信メールにてご案内します。
クレジットカード払いにてお支払いをお願いいたします。

3

詳細・テキストの受信

お支払い完了後すぐ当日のZoom情報と、PDFテキストのダウンロードURLをメールでお送りします。

参加条件

  • 講座の見逃し配信用録画がOKな方
    講座と質問会の内容は録画し、再視聴用に申込者に共有配信されます

本講座でやらないこと

  • 聴き方のレクチャー
  • カウンセラー試験に関する説明

本講座は、傾聴の根本である「一致」の理論的理解を深める講座です。

よくあるご質問(Q&A)

Q. フリー質問タイムでは、どんな質問ができますか?
個人的な悩み相談以外の、傾聴やカウンセリングに関係する質問であれば、なんでも結構です。
初心者の方の質問も歓迎です。
Q. 初心者でも参加できますか?
はい、参加いただけます。
ただ、理論的に深い内容を扱うため、すぐに理解できない部分があっても、
「今後の学びの中で活きてくる視点として持ち帰る」
という姿勢でご参加ください。
Q. 動画アーカイブはどのくらい視聴できますか?
講座終了後、数日以内に公開し、公開日から30日間、何度でも視聴可能です。
理論講座のため、一度で理解しきることを前提としていません。
見直しや復習を通して、理解が深まる構成になっています。
Q. 顔出しや発言は必須ですか?
基本、画面ONでお願いします。
参加者同士でのシェアタイムなどやり取りの時間があるので、その際の顔出しは必須となります。
離席の必要がある場合は、ときどき画面をオフにして受講していただくのは結構です。

講師からのメッセージ

一致(congruence)を学ぶ過程で、「一致するために、何をすればいいのか」という問いに行き着く方は少なくありません。

しかし、一致しようと努力すればするほど、私たちは体験から離れ、「一致できていない自分」を評価・監視し始めます。この自己監視こそが、不一致を生み出す最大の要因です。

大切なのは、正しい応答を探すことでも、態度を修正することでもありません。
「いま、どこで体験から離れたか」に気づき、そこに戻ることです。

本講座は技術訓練ではありません。
評価しない枠組みの中で、体験と共に在る力を取り戻す理論講座です。

一致がわからないままだと、
落ち着いて、うまく傾聴をすることはできません。

興味を持ったこの瞬間が、
理論の土台を整理し直す最適なタイミングです。

このテーマを、1回でまとめて扱う講座は多くありません。
ぜひこの機会をご活用ください。

※ 今後、開催予定はありません。

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